恐竜展示をねじれの位置から見てみよう――国立科学博物館 (1)



*本稿は取材先の認可を経て執筆、掲載しています。
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日本館は、築80年のネオルネサンス様式。これも立派な展示物だ。
ごあんない;
国立科学博物館 公式ホームページ
上野のカハク、といえば大御所中の大御所。
こんなところで紹介するまでもないよ、とのご意見もあるだろうが、
ここはひとつ、当コラム流の切り口でこの超有名博物館の見どころをお伝えしてみようと思う。
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カハク平面図。日本館は飛行機のかたちをしているそうだ。なるほどね。

カハクに来たらやっぱり恐竜を見なくちゃ、というあなた。
地球館B1Fでは、圧巻の全身骨格たちも見られるが、お勧めはこちら;


音声をよく聞くとわかるが、「恐竜のローストだあ!!」と外国人観光客にも大うけ
手前のパネルを操作して、自分で動かせるしくみになっている。
さすが実物展示にこだわるカハク、こんなときでも無駄なCG動画などはけっして使わない。

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もうひとつ、こちらもお勧め。
ヒトと恐竜の全身骨格模型が並べて展示されている。
脊椎動物って骨にしちゃうとそっくりなんだなあ、ということが実感できる。
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地味ではあるが、解説版にも面白いことが書いてある。
こちらは、恐竜は物理的にどれだけ大きくなれたかを検証したもの。
体長がnの長さだけ増加したとき、脚の断面積はnの2乗、体重はnの3乗で増加する。
よって、体長が増え続けていくと、あるところで脚が太くなりすぎて身体の下に収まりきらなくなる。
結論だけいうと、体重の上限は140トンだそうだ。
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それでは、最小の恐竜はどのくらいの大きさなのか?
発見された化石記録からいえば70cmなのだが、
鳥類は恐竜の直系の子孫だ、と考えれば
実は、体長2cmほどのハチドリが最小の恐竜なのだ、というちょっとひねった解答。