ハンザ都市リューベック ホルステン門内博物館



リューベック 船
街をとりまく運河には、こんな感じのアンティークな船がたくさん停泊している。
きっと船ちゃん(鉄ちゃんの船舶バージョン)のみなさんにはたまらないだろう。
スケールは執筆者、160cm。
ごあんない;
ホルステン門内博物館(英語)
Museum Holstentor
Parade 10, 23552 Lubeck, Deutschland
9時~18時。日曜休
おとな 5 Euro
旧ハンザ同盟都市、そして帝国自由都市であった”ハンザの女王”Konigin der Hanse ことリューベックは、1143年にアドルフ二世によってつくられた。
街全体が世界遺産に指定されており、 当時の街のレイアウトはこんにちもほぼそのまま残っている。

そして、この街のシンボルはホルステン門 Holstentor だ。
リューベック 地図 リューベック 地図
リューベックの位置、そして市内の地図。
ホルステン門は街の入り口にある。
ホルステン門
中央駅Hbfから徒歩で10分ほど、橋をわたるころにはホルステン門の威容がみえてくる。
特徴的な姿はまさに街のシンボルにふさわしく、さまざまに図案化された意匠がみやげ物やポスターなどに使用されていた。
ホルステン門 ホルステン門
街に入ってから近づくと、こんな感じ。

この門は1469年から78年にかけて、建築家Hinrich Helmstedeによってつくられた。
後期ゴシック様式で、赤と黒の上薬をかけたタイルとテラコッタの装飾が特徴。
内部には博物館があり、街の歴史について展示がされている。
(以上解説部分、リューベック市観光案内地図より抜粋意訳)
ホルステン門 博物館
5ユーロ払って中に入ると、こんな断面模型ふうの案内図がある。ただしドイツ語のみだったので、
画像中には日本語訳を入れておいた。
館内での説明文もほぼドイツ語だが、主要部分には英語解説がついている。
ホルステン門 博物館 ホルステン門 博物館
館内はこんな感じで、飛び出す模型やら切断模型やらがあって楽しい。
客層は意外にも外国人観光客は少なく、おじさんが目立つ。
ホルステン門 博物館
りっぱな街の模型もある。
ホルステン門 博物館 ホルステン門 博物館
そしてやっぱり、拷問展示。
もちろんローテンブルクに比べたらかなりひかえめ。
ホルステン門 博物館 ホルステン門 博物館
北塔の二階と三階は吹き抜けになっていて、船舶関係の展示をしている。
船ちゃんらしいおじさんたちが熱心に観覧中だ。
ホルステン門 アンペルマン ホルステン門 アンペルマン
おまけその1。旧東ドイツ地域で有名なアンペルマンの歩行者信号を、ホルステン門そばの交差点で見つけた。
リューベック ごみ箱
おまけその2。リューベック市内、人呼んでごみ箱通り。ちょっと、これはあんまり多すぎやしませんか。
ドイツシリーズを読んでくれた方へ、ドイツを知るための参考文献

『ドイツの都市と生活文化』
『ドイツ語とドイツ人気質』
『ライン河の文化史』
NHKドイツ語講座でおなじみ、ヘル・オシオこと小塩節氏のドイツ文化紹介三部作。
ドイツ駐在時代の経験がふんだんに生かされた良書。
この3冊でドイツの雰囲気をつかもう。
ドイツとは関係ないのだけれど、同じ著者が最近上梓した『銀文字聖書の謎』は、タイトルどおりミステリチックなノンフィクション。語学と歴史が好きな方はぜひご一読を。

『カルチャーショック 13 ドイツ人』
こちらはアメリカ人からみたドイツ人の紹介。
国民性が出るのだろう、小塩氏の視点とは違う部分もあって面白い。

『現代ドイツを知るための55章』浜本隆志・高橋憲
日本人研究者ふたりによる共著。
研究対象に対する愛からか、ドイツを持ち上げて日本をおとしめるような記述が目立つ気がする。

『ドイツ炉辺ばなし集』ヘーベル
十九世紀ドイツの民衆のために作られた暦「ライン地方の家の友」に掲載された物語から抜粋したもの。
現代ドイツを知るためのバックグラウンドになる。しかもとても面白い。
当時の暦は民衆にとってはほぼ唯一の読み物であったので、繰り返し楽しめるものを、と著者ヘーゲルが相当に苦心して書いたためだ。
誤解の多いもぐらの正体について教えたもの、宗教説話など教訓話もあるが、凄腕泥棒兄弟の活躍や運命に翻弄される若者など純粋に娯楽的なものも多い。たしかに、これなら一年間もつだろう。
この時代らしい緻密な挿し絵も見ごたえがある。
本書中で出題されたクイズをひとつ、紹介しよう;
「ゴリアテはすきっ腹で卵を何個食べることができたか?」答えは読んでみてのお楽しみ。
関連記事;
数学者ふるさと探訪 その2 学都ゲッチンゲンでガウスさまの足跡を追え!
ドイツの技術は世界いちィイ! な大ドイツ博物館 @ミュンヘン その1
ピナコテーク三連発! @ミュンヘン その2
バイエルン国立博物館でリーメンシュナイダー @ミュンヘン その3
日本人にやさしい街ローテンブルク その1 中世犯罪博物館
日本人にやさしい街ローテンブルク その2 ちいさな実力派博物館とまわる民謡
日本人にやさしい街ローテンブルク その3 ある意味、街じゅうが博物館
リーメンシュナイダーマニアックス! ヴュルツブルク、マインフランケン博物館