数学者ふるさと探訪 その2 学都ゲッチンゲンでガウスさまの足跡を追え!



10マルク ガウス
ゲッチンゲン市のほぼ中心部にある聖ヤコブ教会St.Jacobiにて、なぜかガウスさまの肖像とご対面。
数学の神のお導きか。
(ほんとうは模造旧10マルク紙幣です)
ごあんない;
ゲッチンゲン観光局 公式サイト
ドイツ連邦 地図 ゲッチンゲン 地図
ゲッチンゲン、ガウス関連地図。
カール・フリードリヒ・ガウスCarl Friedrich Gauss(1777 - 1855)。

その数学的業績についてはあまりにも有名なので、本稿では言及しない。
ここでは、彼が没した地ゲッチンゲンのそこここに今も残る偉大な足跡(そくせき)をたどってみることにする。
Albani Friedhof ガウスの墓
まずは、墓参りをするのが礼儀というものだろう。市の南東部に位置するAlbani Friedhofに向かう。
広々としていて、墓地というよりは公園みたいだ。
ガウスの墓
ん、あれは?
ガウスの墓
やっぱり?
ガウスの墓
大正解。高さは2メートルほど、とても目立つので、まず間違えることはないだろう。
続いて、おみやげ探し。
Harada(2002)によると、Theaterstrasseにその名もガウス薬局Gauss Apothekeなる店が存在し、その名もGauss Geistなるアルコール分40%の胃薬が売られており、しかも小瓶で美しいラベルが貼られている、とのこと。
期待にふるえつつ店舗を探す。
ガウス薬局
あっさり、あった。

執筆者「Gauss Geistって、置いてます?」
店員「……(なぜか苦笑ぎみ)もう、ないんです」

な、なんだってー!?

ここ7年のうちに販売中止になった、ということなのだろうか。
なにか情報をお持ちのかた、どうかinfo@white-rabbit.jpまでメールをお願いします(@は半角文字に直してください)。
ガウスレストラン ガウスレストラン
薬局のとなりはその名もガウスレストランGauss Restaurantになっているのだが、どうも営業している気配がない。
激しく意気消沈する。
(追記:読者のかたからメールをいただきました。
2012年5月現在、営業しているそうです)
市立博物館
気を取り直して市立博物館Stadtisches Museumに移動、ゲッチンゲン大学史展示室でガウスさまを見つけて安心する。
ちなみに、この博物館の入館料はたったの1.5EUR。ほかに入館者もほとんどいなかったようで、大丈夫なんだろうかと心配になる。
ガウス Plaque ガウス Plaque ガウス Plaque ガウス Plaque
街を南下しつつ、plaque、ドイツ語でGedenktafelと呼ばれる記念プレートを探す。つまり、有名な誰かがいつごろ住んでいました、という内容を明記したもの。
ガウスについては、上のふたつが見つけやすい。
リーマン Plaque リーマン Plaque
こちらはおまけ、リーマン予想で有名なベルンハルト・リーマンBernhard Riemann。
Gauss Denkmal
街の南端ちかくに、Wilhelm Eduart Weber (1804-1891) とガウスさまのツーショット巨大像がそびえる。およそ6メートル、これまたとても目立つ。
ガウス通り ガウス通り
さらに南下し、ガウス通りGaussstarasseを抜けて……
ガウス 天文台
1807年から長をつとめた天文台Sternwarteを眺めて、ガウス参りは終了。
恐竜 化石 恐竜 化石
おまけ:
この日、中央広場Marktplazではゲッチンゲン大学の研究内容一般公開が行われていた。
Geowissenshaften und Geographieのテントでは、近郊から発掘された竜脚類の上腕と、アロサウルス類の歯の化石が展示されていた。なんとも贅沢だ。
Reference

Kaoru Harada (2002) Pilgrimage through the History of German Natural Science, University City Gottingen II. Viva Origino. Vol.30, No.4.
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