これって学名? 「金払いや、金払え」Kaneharaia kaneharai



Kaneharaia
(写真提供:根本潤氏@東北大学)
写真をご覧いただきたい。殻の長さが5cm強の、一見平凡な二枚貝なのだが、けっこう衝撃的な学名を持っている。

その名は Kaneharaia kaneharai 。発音すると「カネハライア、カネハライ」、なんだか口の悪い友人に昨日借りた昼食代をしつこく催促されているか、あるいは借金取りから関西弁でこわい電話がかかってきたみたいな気分にさせられる名前である。

さて、なぜこんな変てこな学名に? という理由は、『国際動物命名規約』という学名をつける際の取決めのせいだ。この規約によると学名はラテン語で、しかも二名法といって属名 + 種名、のかたちで表さなくてはならない。
実はこの貝、かねはらさんという日本人にちなんで名づけられた。だが二名法とラテン語化という規則を順守した結果、まるで借金返済時の呪詛のような名前になってしまったのだ。
と、いうわけで、 Kaneharaia kaneharai の唄をつくってみた。変二長調でちょっととぼけた感じを出したつもりだ。これを何度もうたって、なかなか金を返してくれないあの友人にさりげなく返済を要求してしてみる、というのはどうだろうか。

KaneharaiaSong
そして、それでもお金を回収できなかったあなたにこの格言を;

「貸借は友を失う(ゲーテ)」

(めしのはんだや@仙台。ちなみに、出典がゲーテとあるのは事実ではなく、創業者の茶目っ気だということです)
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